OpenAIREは7日12日、ハンガリーのデブレツェン大学が行ったオープンアクセス(OA)に関する調査を取り上げた記事2本を掲載した。同大学は、研究者、研究機関、政策立案者を国レベルでつなげることを目的としたOpenAIREのプロジェクト(拠点)である"ナショナルオープンアクセスデスク(NOAD)"である。
Landscape of Hungarian Repositories 2017
ハンガリーの機関リポジトリに関する調査。回答が得られた40の機関リポジトリのうち、5リポジトリのオープンアクセス(OA率)は90%超、3リポジトリはOAコンテンツをほとんど収録せず、2リポジトリはOAが大学関係者に限られていた。エンバーゴ付きOAコンテンツは10%以下であった。
Discovering Research Data Practices at University of Debrecen (Hungary)
同大学での研究データ管理の習慣、データの種類、アーカイブの状況、データへのアクセス性と再利用性、関連する法律と倫理的課題について、全14学部を対象に行った調査。データ管理をテーマとした講義やトレーニング、カスタマイズされたデータ管理計画の策定支援の必要性が示唆された。