米国科学アカデミー、オープンサイエンス活動へと進む上で取り組むべき諸課題を考察する調査プロジェクトを立ち上げ

2017年08月08日

北米・中南米

​米国科学アカデミー(National Academy of Sciences, NAS)はこのたび、調査プロジェクト"Toward an open science enterprise"を立ち上げた。本プロジェクトは、オープンサイエンス活動へと進む上で取り組むべき諸課題について考察する、NASの研究データ情報委員会(Board on Research Data and Information, BRDI)下の特別委員会が率いる18か月間のプロジェクトである。

米国立衛生研究所 (NIH)のDataScienceに関する情報交換の場DataScience@NIHでは、7月20日ワシントンDCで開催された本プロジェクトのキックオフミーティングを取り上げている。

キックオフミーティングには、SPARC エグゼクティブ・ディレクターHeather Joseph氏、国立科学財団(NSF)アシスタント・ディレクターDr. James Kurose等の講演が行われ、科学的規範、情報共有の動機付け/阻害要因、分野間の違い、オープンサイエンス動向など、委員会が検討すべき課題が議論された。

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次回の公開ミーティングは9月18日に開催される。

[ニュースソース]

National Academies Launches New Study on Moving "Toward an Open Science Enterprise" - NIH 2017/8/3