8月10日付けカレントアウェアネス-Eに、「オープンさ」そのものを測定する指標を提案する文献"Metrics for Openness"を紹介する記事「E1942学術情報流通の「オープンさ」指標あれこれ<文献紹介>」が掲載されている。以下、記事より抜粋する。
本文献では基本的に研究者個人を対象とした指標に焦点をあて,「ある研究者(の研究活動)がいかにオープンであるか」に関する指標として、以下を挙げている。
- 現実的なオープンさの指標:Practical Openness Index
- オープンにできるものをオープンにしているか:Effective Openness Index
- 長く残りそうな方法でオープンにしているか:Preservation-Friendly Openness Index
- 文献の入手・オープン化にかかるコストを考慮:Acce$$ IndexとOpenness Cost Index
- 引用文献のオープンさを考慮した指標:Open Reference Index
本文献では、オープンさの指標のいくつかを実際に構築し,ランキング等として発表することで,研究者のオープンな学術情報流通へのモチベーションを高めることにつながるかもしれない、としている。