ORCID2017年コミュニティ調査(調査報告書)

2017年11月16日

北米・中南米 ヨーロッパ

​ORCIDは11月13日、「ORCID2017年コミュニティ調査」の結果(pdf:44ページ)を公表した。本調査は、ORCID利用者を対象に5月31日~7月14日、ORCIDのホームページ上で実施した。総回答数2,500の70.5%にあたる1,776の完全回答が得られた。初回調査は2015年に実施されている。以下に主な結果を示す。

 ・組織会員制度、システム統合、アドボカシーが全キャリアレベル、地域、分野を超えて、ORCIDの認知と採用につながっている

 ・全キャリアステージで認知が向上している。特にORCID iDを持っていない回答者の認知が高くなっている

 ・出版社や助成機関、機関の要求を理由とした登録が54.6%を占める

 ・どのカテゴリーにおいても利用率は向上し、iDを利用していないとの回答は25.6%(2015年)から10.3%(2017年)と減少した。出版ワークフローでのORCID利用が最も一般的な使用事例である

 ・ORCIDの義務化への同意は72.2%(2015年)から85.9%と上昇した

[ニュースソース]

Getting to Know You, Part 1: ORCID's 2017 Community Survey - ORCID 2017/11/13