Crossrefはこのたび、助成金識別子システムの構築を検討するため、資金提供者アドバイザリーグループを設置した。
資金提供組織のレジストリーOpen Funder Registryには、現在1万5,000組織が収録されている。しかし組織ごとにそれぞれの識別子スキームとAPIを所有しているため、第三者によるさまざまなシステム統合が困難であることが問題となっている。そのため、オープンでグローバルな永続性のある機械処理可能な識別子が必要となっている。
本記事では、助成金識別子にDOIを使用した場合の利益と弊害、およびワークフローを解説し、DOIをベースとするワークフローは管理しやすく、グローバルなグランツ識別子の試行に進む最善の方法であるとしている。
次のステップとして、ガバナンス・会員制度・費用、技術的事項・メタデータに関する2つのサブグループに分けて検討し、基盤とメタデータ登録のテスト、費用モデル等の実施計画を作成する予定である。
[ニュースソース]
Global Persistent Identifiers for grants, awards, and facilities - Crossref 2017/12/13
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