独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が進めてきた文字情報基盤整備事業のうち、漢字部分の国際標準化が、統合漢字拡張Fを含むISO/IEC 10646(第5版)(※)が12月21日に発行されたことにより完了した。
ISO/IEC 10646:2017(pdf:2,702ページ)は、以下のページから入手できる。
ISO standards: http://standards.iso.org/ittf/PubliclyAvailableStandards/
残された変体仮名が盛り込まれた同規格追補1も追って近く発行される見込み。
※「公的国際規格としての情報交換用符号化文字集合は,ISOとIECのJTC1/SC2が責任を負っている。複数の8ビットを単位とする符号化文字集合としては,ISO/IEC 10646(Universal Coded Character Set:uCS)が現在唯一の選択肢であり,これは,規格内容としては民間のユニコードコンソーシアムが策定と保守を行うUnicode Standardとほぼ完全に一致している(Unicode StandardにはISO/IEC 10646が定めていない規格事項が若干ある)。」
(出典:小林 龍生.情報交換用符号化文字集合と人名用漢字使用の実情.情報管理.2012, vol. 55, no. 3, p.147-156)
[ニュースソース]
「文字情報基盤整備事業」で推進していた漢字6万文字の国際規格化が完了 - IPA 2017/12/25