OpenAIREは2月2日、Horizon 2020データ管理計画(DMP)ガイドラインとテンプレートの評価を目的として、研究者と支援スタッフを対象に実施した調査の結果(pdf:43ページ)を公開した。
総回答数は289、回答者の内訳は研究者50%、支援スタッフ60%(重複あり)であった。DMPテンプレートは大変有効であるとの回答は45%と高かった。
また"FAIR(Findable, Accessible, Interoperable and Re-usable;発見・アクセス・ 相互運用・再利用が可能)"のコンセプトはよく理解されているものの、FAIRの全要素を実施し、DMPに当てはめるのは困難であるとの指摘があった。全研究者がこのような用語に精通しているわけではないため、用語が障害となっている。特に、"interoperability(相互運用性)"は誤解を招きやすい用語である。
DMPの公開については、公開してもよい48%、機密要件などが合致していれば公開してもよい16%であった。
[ニュースソース]
Results of the survey on research data management in H2020 - OpenAIRE 2018/2/2