学術出版社のオープン性を評価(調査報告書)

2018年02月08日

ヨーロッパ

オープンナレッジ・フィンランドはこのたび、主な出版社のオープンサイエンスの実施状況を評価した調査報告書"Opening Academic Publishing: Development and application of systematic evaluation criteria"(試訳:学術出版のオープン化: 体系的評価基準の開発と適用、pdf:41ページ)を公開した。本調査はフィンランド教育文化省オープンサイエンスおよび研究イニシアチブ(ATT)より委託を受け、オックスフォードリサーチとともに実施したもの。

調査対象はエルゼビア社、シュプリンガー・ネイチャー社など9大出版社、OAジャーナルの割合、コスト、ライセンス、セルフ・アーカイブ、オープン・サイテーション、テキストデータマイニング(TDM)、情報へのアクセスを評価軸として設定し、オープン性のスコアを算出した。

スコアは目標値に対して30~70%の範囲にあった。出版社により明らかな違いがみられ、目標値から大きく離れた出版社もあった。

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[ニュースソース]

Openness of academic publishers evaluated for the first time - オープンナレッジ・フィンランド 2018/1/31