欧州の資金提供組織(RFO)と研究実施組織(RPO)より構成されるScience Europe研究データ作業部会はこのたび、"Guidance Document Presenting a Framework for Discipline-specific Research Data Management"(試訳:分野固有の研究データ管理の枠組みを提示する指針書)(PDF:48ページ)を公開した。
助成機関や研究組織が研究提案に対して要求するデータ管理計画は、各分野に共通の基準となるフォーマットがないことから、比較や評価が困難である。同作業部会は分野固有のデータ管理プロトコル作成の枠組みを開発した。
同作業部会のワークショップにおける発表資料では、永久識別子、メタデータ、データアクセスと利用、機械可読性、長期保存に重点を置いた要求による最初の成果の概要が示された。次の段階では方法と要件に関するコンセンサスを形成するとともに、re3dataのようなレジストリーで実装するとしている。
[ニュースソース]
Science Europe publishes guidance document for research data management - Science Europe 2018/1/23
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2,000 Data Repositories and Science Europe's Framework for Discipline-specific Research Data Management - DataCite 2018/2/13