PLOSは3月1日、世界各地で3月3日に開催されたOpen Data Day 2018(小欄記事)への支援として、論文に付随するデータセットの登録に適したリポジトリの選定基準を公開した。
基準は以下7点からなる。
1.リポジトリのデータセットは、そのリポジトリの科学的スコープに合う全研究者にオープンにされていること
2.出版時に、DOIなどの安定した永久識別子(PID)を各データセットに割り当てたリポジトリであること
3.CC-0あるいはCC-BYライセンス(あるいはそれらと同等か制限がないライセンス)で利用可能なオプションを提供するリポジトリであること。特に二次的著作物あるいは商業利用に制限がないこと
4.費用の負担なくデータが利用できること、またデータへのアクセスに不要な制限を課す登録要件がないこと。PLOSは購読料等を課すリポジトリは推奨しない
5.予見できる将来にわたって継続するために、長期のデータ資金計画(資金提供を含む)を有するリポジトリであること
6.出版された複数の論文についてデータ登録するリポジトリを使用するなどによって、関連研究コミュニティーで認められ、使用されていることを明らかにしているリポジトリであること
7.FAIRsharing.orgに登録され、PLOSへのエントリーへのリンクが可能なリポジトリであること
[ニュースソース]
PLOS Criteria for Recommended Data Repositories - PLOS 2018/3/1