日本のAI人材の現状(記事紹介)

2018年03月20日

日本

日本経済新聞は3月14日付けで、「AIウォーズ勃発、研究出遅れた日本 人材不足も深刻」と題し、日本のAI人材の現状を報告する記事を掲載した。

本記事は、AI関連技術で最高峰とされる国際学会「NIPS(Neural Information Processing Systems) 2017」(2017年12月開催)での論文採択数を取り上げ、最先端AIの研究・開発を進める人材が、日本では絶対的に不足しているとしている。NIPSで採択された論文数でトップ40に入ったのは、1位米Google、2位米カーネギーメロン大学、3位米マサチューセッツ工科大学で、米の企業や大学、欧州、中国が続く。日本は東京大学と理化学研究所のみで、民間企業は1社も入っていなかった。

また日本企業は研究者、技術者を問わず、AI技術に精通した「AI人材」の不足が深刻化し、「日経コンピュータ」の独自調査によると、AI人材が「足りない」と回答した企業は90.9%に上った。

企業競争力に役立つAIシステムの開発や活用を加速させるためには、「AIサイエンティスト」「AIエンジニア」「AIプランナー」の3タイプの人材が役割を分担し、協調しながらプロジェクトを進める必要がある、としている。

[ニュースソース]

AIウォーズ勃発、研究出遅れた日本 人材不足も深刻 - 日本経済新聞 2018/3/14​