ネイチャー社は3月21日、日本に関する補完報告書Nature Index 2018 Japanを公開した。
本報告書によると、日本が産出する高品質の科学論文の2017年の貢献度は2012年から2016年にかけて記録された19.6%から、さらに3.7%減少した。
Nature Indexにおける日本のシェアは9.2%(2012年)から8.6%(2017年)に減少し、エルゼビア社Scopusにおいても7.7%(2007年)から5.1%(2017年)と減少している。
また、今回高品質の科学論文を正規化(2012-2017年のNature Indexにおける各機関の高品質な論文を同期間のScopusにおける自然科学論文の総数で除して算出)することによりランク付けを行ったところ、大規模な研究機関に比較して効率的に研究を行う小規模な研究機関の存在が明らかとなった。
これら大学は、総論文数とは不釣り合いに、高インパクトのジャーナルで論文が公開されている。トップ10は以下の通り。
(1)学習院大学(2)東京大学(3)甲南大学(4)京都大学(5)青山学院大学(6)大阪大学(7)奈良先端科学技術大学院大学(8)沖縄科学技術大学院大学(9)東京工業大学(10)名古屋工業大学
[ニュースソース]
Decline of Japanese science continues, as its smaller institutions shine - ネイチャー 2018/3/21