​米国、2016年の博士学位授与者数が前年とほぼ同数 約5万4000人を記録

2018年04月09日

北米・中南米

 米国立科学財団(National Science Foundation, NSF)は、4月3日、2016年に米国の認定研究機関から博士号を授与された者が、2015年よりも5人少ない5万4,904人であったと報じた。 これは、the Survey of Earned Doctorates (仮訳:博士学位授与者に関する調査、以下SED)に基づくものである。SEDが1957年にデータ収集を開始してから、2015年に博士号授与者数が過去最高を記録したが、2016年はそれとほぼ同じ人数を記録したことになる。
 なお、今回の調査から得られた知見として、1957年の科学技術分野 (S&E) の博士号授与者は全体の65%だったが、2016年には75%を占めたこと、2016年の博士号授与者が従事する分野で最も大きな割合を占めたのは生命科学(約23%)で、工学(17%)、心理学および社会科学(16.5%)と続くことなどが示されている。
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