科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、4月2日、「大学学部生の科学技術情報と進路選択に対する意識」調査の結果を公表した。この調査は、大学学部学生3,231 人(男性 1,189 人、女性 2,042 人)に対して実施したもので、若年層の科学技術に対する興味関心の有無、科学技術情報の日常的な情報源及びその信頼性に関する意識、科学技術の基礎的概念の理解度、進路選択に関する意識等を把握するためのものである。
上記の調査から得られた知見として、大学での専攻が理系の学生は小・中・高校生の頃に理科や算数/数学が「好きだった」と回答した割合が高かったが、理系以外の学生は理科や算数/数学が「嫌いだった」と回答した割合が高かったことや、科学技術情報に「関心がある」と回答した学生が全体では半数(1,911 人(59.2%))を超えたものの、男女で差がある(「関心がある」男性は63.2%、女性は48.3%)ことなどが示されている。
[ニュースソース]
大学学部生の科学技術情報と進路選択に対する意識[調査資料-272]の公表について ― NISTEP 2018/04/02
[報告書全文]
大学学部生の科学技術情報と進路選択に対する意識(PDF)