NISTEP、「国立大学法人の財務諸表を用いた研究活動の実態把握に向けた試行的な分析」を公表(報告書)

2018年06月05日

日本

NISTEP(科学技術・学術政策研究所)は、5月31日、「86国立大学法人の財務諸表を用いた研究活動の実態把握に向けた試行的な分析」を公開した。これは、86国立大学法人の研究活動を、財務諸表を用いて現すことを目的としたもの。

対象となった国立大学法人を、論文(自然科学系)数シェアを用いて5つのグループに分類。各グループの状況や変化を把握するために、貸借対照表と損益計算書の勘定項目を使ってグループ別に多角的な集計を行い、また研究活動に関する指標の作成も試みた。

主な知見として、論文数シェアが大きなグループほど研究に関する経費の割合が大きく、研究経費のうち減価償却費が最も多くを占めていること、論文数シェアが大きなグループほど外部資金比率が高いことなどが示されている。

要旨(pdf: 全2ページ)

概要(pdf: 全18ページ)

報告書全文(pdf: 全134ページ)

[ニュースソース]

86国立大学法人の財務諸表を用いた研究活動の実態把握に向けた試行的な分析[DISCUSSION PAPER No.157]の公表について ― NISTEP 2018/05/31