研究データ管理における大学院生とポスドク研究者の視点(論文紹介)

2018年06月26日

北米・中南米

図書館情報学系のオープンアクセスジャーナルISTL(Issues in Science and Technology Librarianship)の2018年春号(No.89)に、"Managing Research Data: Graduate Student and Postdoctoral Researcher Perspectives"(試訳:「研究データの管理:大学院生とポスドク研究者の視点」)と題した論文が掲載されている。

これは、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校工学研究科(UIUC College of Engineering)の大学院生とポスドク研究者を対象に、研究グループ内での彼らの役割と研究データ管理能力について調査したもの。

主な知見として、大学院生らがデータ管理について議論する際の視点は研究データ管理に利用するソフトウェアが中心で、主な焦点は作業そのものにあること。図書館員が用いる研究データ管理に関する用語や概念が大学院生の理解を妨げていること。研究設計や研究指導を行う教職員と、実際の作業を行う大学院生やポスドク研究者との間には顕著なずれがあることなどが示されている。

本文(html

※以上ISTL(accessed 2018-06-20)

[ニュースソース]

Managing Research Data: Graduate Student and Postdoctoral Researcher Perspectives ― ISTL(accessed 2018-06-20)