データライブラリアンに必要なスキルとは(論文紹介)

2018年07月09日

北米・中南米

​健康科学分野の図書館に特化した論文を掲載しているジャーナルJMLA(Journal of the Medical Library Association)の106巻3号(2018)に、"Defining data librarianship:A survey of competencies, skills, and training"(試訳:データライブラリアンシップを定義する:能力、スキル、トレーニングに関する調査)と題した論文が掲載されている。

本論文は、データライブラリアンの業務や学歴を調査し、データ関連スキルや業務に関する知識と仕事との関連性を自己評価してもらいその結果を分析したもの。

調査の結果、幅広いスキルが必要であると認識しており、とりわけコミュニケーションスキルや研究者との関係を構築するための能力が重要と考えていること、伝統的な目録作成作業やコレクション構築に関わる能力は重要視してないこと、などが明らかになった。

またクラスター分析の結果、さまざまな分野のデータサービスを提供するジェネラリストと、分野に特化したデータサービスを提供するスペシャリストの2種類に分類できることなども示している。

本文(pdf: 全10ページ)

本文(html

※ 以上、JMLA (accessed 2018-07-04)

[ニュースソース]

Defining data librarianship:A survey of competencies, skills, and training ― JMLA (accessed 2018-07-04)