シュプリンガー・ネイチャー社が発行するEuropean Journal of Human Geneticsに、8月2日、"Registered access:Authorizing data access"(試訳:登録型アクセス:データアクセスを認証)と題した論文が掲載された。
これは、ゲノムや健康関連データ共有のための枠組みや標準類策定に取り組むGA4GH(Global Alliance for Genomics and Health)が提案するデータアクセスポリシーモデル「登録型アクセス(registered access)」について記したもの。
現在のゲノムのリサーチデータ共有のモデルは、オープンアクセスとコントロールアクセスの2つである。しかしデータセットと情報プラットフォームの統合、健康関連データの共有、医師や患者のゲノムデータへのアクセスへの関心の高まりなどを背景に、GA4GHが2つのモデルの中間に位置する登録型アクセスモデルを提案している。
本論文では、当該モデルの概要、背景、経緯、認証の方法などについてまとめている。
[ニュースソース]
Registered access:Authorizing data access― Springer Nature 2018/08/02 (accessed 2018-08-02)
GA4GH 'Registered Access' Data Access Model ― CERN Indico 2017/09/18 (accessed 2018-08-03)