Nature誌は、7月13日、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science、AAAS)とビル&メリンダ・ゲイツ財団のOA(オープンアクセス)トライアルが終了したと、"Science journals end open-access trial with Gates Foundation"と題する記事で報じた。
購読ジャーナルを発行するAAASと、厳格なOAポリシーを有するビル&メリンダ・ゲイツ財団は、互いの齟齬を解消するために、本財団から助成を受ける研究者が、AAASのScience誌及び4姉妹誌(購読版)に掲載する論文をOA化する試験的パートナーシップを2017年に締結。
これまで、Science誌に26件、姉妹誌に4件の論文が掲載されたが、両者とも終了の理由については明らかにしていない。
本記事では、ビル&メリンダ・ゲイツ財団のOAポリシーの概要とOAポリシー公開後に生じた出版社との齟齬とその要因、齟齬解消のための取り組み、今回のトライアル終了について有識者のコメントなどを掲載している。
[ニュースソース]
Science journals end open-access trial with Gates Foundation ― Nature 2018/07/13 (accessed 2018-08-02)
[小欄関連記事]
2017年02月17日 ゲイツ財団とAAAS、OA推進のため連携