求人広告からみるデータライブラリアンの肩書と求められるスキル(論文紹介)

2018年08月10日

北米・中南米

IFLA(国際図書館連盟)のWebページに、7月31日、"What is a Data Librarian?:A Content Analysis of Job Advertisements for Data Librarians in the United States Academic Libraries"(試訳:データライブラリアンとは何か?米国の学術図書館におけるデータライブラリアン向け求人広告の内容分析)と題した論文が公開された。

これは、ALA JobLIST、Indeedなどから収集した50件の求人広告の内容分析を行い、米国の広告に掲載されているデータライブリアンの肩書、募集要件となるスキル、好ましいスキルなどを調べたもの。

主な結果として、以下が挙げられている。

・広告に掲載されている肩書は"Data Services Librarian"(14件)が最も多く、次いで"Research Data Management Librarian"(11件)が多い。

・募集要件は、「検索補助」(100%)が最も多く、次いで「批判的思考・問題解決能力」(89%)、「米国連邦政府のデータソースに関する知識」(82%)が多い。

・好ましいスキルは、「プログラミング言語」(60%)が最も多く、次いで「最新技術」(45%)、「データマネジメント及びキュレーション」(30%)が多い。

[ニュースソース]

What is a Data Librarian?:A Content Analysis of Job Advertisements forData Librarians in the United States Academic Libraries ― IFLA 2018/07/31 (accessed 2018-08-07)