テクノロジー関連の最新ニュースや論説を配信するDigital Trendsに、"When we run out of room for data, scientists want to store it in DNA"(試訳:我々がデータストレージを埋め尽くしたとき、科学者はデータをDNAに保存する)と題する記事が掲載されている。これは、MITの研究者によるスタートアップ企業Catalog社が取り組んでいるDNAベースのデータストレージの開発を紹介したもの。
現在、世界中で1日に作成されるデータは約250京バイト、2025年には累積で160ZB(ゼタバイト) に達すると予測されているが、そのうち保存できるデータは全体の12.5%程度だという。
この問題の解決策として開発されているのが、生物由来ではない合成高分子を用いたDNAベースのストレージ。
本記事は、これまでの時間やコストのかかる方法とは異なり、コストや時間を抑えたCatalog社によるDNAベースのストレージの概要、データの変換プロセスにおけるコストを削減の取り組み、ターゲット市場などを示している。
[ニュースソース]
When we run out of room for data, scientists want to store it in DNA ― DIGITAL TRENDS2018/08/07 (accessed 2018-08-14)