Science誌に、8月15日、"Q&A: Doctoral students at Germany's Max Planck Society say recent troubles highlight need for change"(試訳:Q&A:マックスプランク研究所の最近の問題について、博士課程の学生が変化の必要性を強調)と題する記事を掲載した。
2018年、ドイツのマックスプランク研究所では、研究員に対して暴力的な内容を含んだメールを送る、妊娠した女性研究員に暴言を吐くなど、2人のディレクターによる2件のいじめ・ハラスメント問題が起こっていたことが明らかになった。
本記事は、それらの問題について「氷山の一角でしかない」とする、マックスプランク研究所の関連機関(全84機関)で働く約5,000人の博士課程学生のネットワークPhDnetの広報担当者であるJana Lasser氏とのインタビューをまとめたもの。
同氏は、研究所で起こった問題が特異な事例でなく構造的な問題をはらんでいること、学位やキャリアなどのために告発が難しいこと、問題が生じた場合の対応、女性研究者への対応や課題などについて示している。
[ニュースソース]
Q&A: Doctoral students at Germany's Max Planck Society say recent troubles highlight need for change ― Science 2018/08/15(accessed 2018-08-17)