セルビアは、7月14日、「オープンサイエンスプラットフォーム(Open Science Platform)」と呼ばれる国家科学政策を採択したと、OpenAIRE Blogの記事(8月17日付)が伝えている。
「オープンサイエンスプラットフォーム」の策定を主導したのは、教育科学技術開発省(Ministry of Education, Science and Technological Development、MESTD)。MESTDは、セルビアの主たる助成機関であるため、本政策が事実上の国家政策の役割を担うことになるだろうという。
これまで博士論文にのみ義務づけられていたOA(オープンアクセス)化が、MESTDが助成するすべての研究成果(ジャーナル論文、研究論文、プロシーディングス他)に適用される。また政策には、グリーンOAの義務化、具体的なエンバーゴ期間、論文掲載料(APC)およびBook Processing Charge(BPC)をプロジェクト予算に含むこと、データのOA化は強制ではないが推奨することなどが明記されている。
なお、セルビア国内の大学および研究機関は、6か月以内に、本政策の採用を求められている。
[ニュースソース]
Serbia has adopted a national science policy! ― OpenAIRE BLOG 2018/08/17 (accessed 2018-08-17)