Webアノテーションが普及していく理由(記事紹介)

2018年09月11日

北米・中南米

​Scholarly Kitchenに、8月28日、"Guest Post:the Time for Open and Interoperable Annotation is Now"(試訳:ゲスト投稿:オープンで相互運用可能なアノテーションの時代が到来)と題する記事が掲載された。

Webアノテーションとは、Webページに解説や定義、タグ、ハイライトなどを付与する機能。本機能の導入を試みたプロジェクトは以前からあったが、標準の欠如、UX(ユーザーエクスペリエンス)の乏しさなどから、これまで広く普及しなかった。

本記事では、W3C がWeb標準としてオープンアノテーションを承認(2017年2月)したことが、普及のきっかけになったと述べ、Webアノテーションとコメントの違い、Webアノテーションの長所、学術界におけるユースケース、FAIR原則(Findable(見つけられる)、Accessible(アクセスできる)、Interoperable(相互運用できる)、Reusable(再利用できる))との親和性などを記している。

[ニュースソース]

Guest Post:the Time for Open and Interoperable Annotation is Now ― Scholarly Kitchen 2018/08/28 (accessed 2018-08-31)

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