Atypon社、Elsevier社、Digital Science社、COUNTERは、10月9日、共同で学術出版社向けに利用状況レポートを提供すると発表した。これにより、学術出版社は、MendeleyやDigital Science社が提供するプラットフォームでのコンテンツの利用状況レポートを取得できるようになる。
近年、学術コンテンツへのアクセス方法が多様化し、キャンパス外や図書館外からのコンテンツへのアクセスが増加する中、真の利用状況を把握するのが困難になっている。その問題解決のために、Atypon社、Elsevier社、Digital Science社、COUNTERが共同でDistributed Usage Logging (DUL) ※の新たな標準を開発した。
MendeleyとDigital Science社が出版社に自社のツールを通じて論文単位の利用状況レポートの提供を開始する予定。さらに2019年前半には、Atypon社のプラットフォームLiteratumに、MendeleyとDigital Science社のプラットフォームから生成した論文単位の利用状況データを取り込み、出版社と共有するという。
※ プラットフォーム上のコンテンツの利用記録（COUNTER準拠）を、パブリッシャーと安全に交換、処理するためのP2Pチャネル
［ニュースソース］
Atypon, Elsevier and Digital Science Collaborate to Deliver Usage Reporting ― Atypon 2018/10/09 (accessed 2018-10-11)