米国、ブロードバンド業界を代表する4つのロビー団体がカリフォルニア州を提訴

2018年10月15日

北米・中南米

米国のブロードバンド業界を代表する4つのロビー団体(CTIA、NCTA、USTelecom、American Cable Association)は、10月3日、カリフォルニア州を提訴した。これは、同ロビー団体がカリフォルニア州に対し、同州が可決したネット中立性新法の廃止を求めたもの。

このネット中立性新法には、ISP(インターネットサービスプロバイダー)に対し、特定のコンテンツやアプリをブロックあるいは通信速度を低下させること、通信速度をあげるためのアプリへの課金や追加料金の請求を禁止する内容が盛り込まれている。

原告は、同新法は米連邦通信委員会が"2018 Restoring Internet Freedom Order"(試訳:インターネットの自由の再構築命令)において撤廃したネット中立性規則をブロードバンド業界に課すことで、連邦法を打ち消す意図があったと主張。同新法は違憲であり、執行を永久に禁ずるべきと述べている。

[ニュースソース]

Entire broadband industry sues California to stop net neutrality law ― ars Technica 2018/10/04 (accessed 2018-10-11)