Scholarly Kitchenは、10月11日、"From Paywall to Datawall"(試訳:支払いの壁から(個人)情報の壁へ)と題する記事を掲載した。
レポートや論文、白書など、無料で読むことができるコンテンツが増加している。多くのサービスが「無料」をうたう一方で、アカウント作成や連絡先情報の登録、利用規約への同意を要求している。
本記事は、パブリッシャーやプラットフォームがそれらの個人情報を収集し、ユーザーのトラッキングやデータ分析などを利用して収益化している事実に言及。多くの場合「無料アクセス」や「APC(論文掲載料)助成のOA(オープンアクセス)」の定義に、「個人情報の提供やアカウント作成の引き換えなしに」という文言が抜け落ちていることなどを指摘している。
[ニュースソース]
From Paywall to Datawall ― Scholarly Kitchen 2018/10/11 (accessed 2018-10-12)