OpenAIREは、10月5日、cOAlition SのPlan Sへの支持を表明した。
cOAlition Sとは、Plan Sの10原則を基に構築された、12の助成機関が参加するイニシアチブ。2020年までに、各国および欧州の研究評議会、助成機関から資金提供を受けた研究成果のOA(オープンアクセス)化を目的としている。
OpenAIREは、特に、Plan Sに盛り込まれている、「著者による著作権の保持」「既存または将来のインフラへのサポート」「リポジトリの重要性の認識」「原則遵守の監視と違反時の制裁」の4点について支持を表明。
また、リポジトリの既存のネットワークの役割強化や、多様で革新的な出版モデルのサポート、オープンで信頼性の高いインフラ構築などに期待するとし、ハイブリットジャーナルを対象外としたこと、APCに上限を設けることについても支持を表明している。
[ニュースソース]
Plan S:A European Open Access Mandate ― OpenAIRE 2018/10/05 (accessed 2018-10-16)
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