OpenAIRE、Plan Sへの支持を表明

2018年10月18日

ヨーロッパ

​OpenAIREは、10月5日、cOAlition SのPlan Sへの支持を表明した。

cOAlition Sとは、Plan Sの10原則を基に構築された、12の助成機関が参加するイニシアチブ。2020年までに、各国および欧州の研究評議会、助成機関から資金提供を受けた研究成果のOA(オープンアクセス)化を目的としている。

OpenAIREは、特に、Plan Sに盛り込まれている、「著者による著作権の保持」「既存または将来のインフラへのサポート」「リポジトリの重要性の認識」「原則遵守の監視と違反時の制裁」の4点について支持を表明。

また、リポジトリの既存のネットワークの役割強化や、多様で革新的な出版モデルのサポート、オープンで信頼性の高いインフラ構築などに期待するとし、ハイブリットジャーナルを対象外としたこと、APCに上限を設けることについても支持を表明している。

[ニュースソース]

Plan S:A European Open Access Mandate ― OpenAIRE 2018/10/05 (accessed 2018-10-16)

[小欄関連記事]

2018年10月03日 cOAlition Sに、新たにフィンランドの国立助成機関が参加

2018年10月09日 Plan Sはもっと柔軟であるべき(記事紹介)

2018年09月18日 Science Europe、OA実現のための公的助成機関向けイニシアチブ"cOAlition S"の開始を発表