購読コンテンツの代替としてのOA出版物(記事紹介)

2018年10月30日

北米・中南米

米国のカリフォルニア大学(University of California)の学術コミュニケーションオフィス(Office of Scholarly Communication)は、10月24日、"Open Alternatives to Subscription Content"(試訳:購読コンテンツのオープンオルタナティブ)と題する記事を公開した。

研究者、教員、学生が、所属機関あるいはその図書館が購読契約を結んでいないコンテンツを閲覧する場合、選択肢としてILL(図書館相互貸借)※1あるいはペイパービュー(pay-per-view)※2があるが、本記事は、それ以外の選択肢としてOA(オープンアクセス)出版物を紹介。

OA論文を見つけるためのUnpaywall、Open Access Button、KopernioといったWebブラウザー用のプラグイン、HathiTrust、Project Gutenberg、Directory of Open Access BooksなどのOAリポジトリ、arXiv, bioRxiv, CogPrintsなどのプレプリントサーバーや、その他についての概要を示しながら、購読コンテンツの代替となるOA出版物へのアクセス方法を簡潔に紹介している。

※1 自館に所蔵していない資料を、他の図書館から取り寄せ貸し出す、あるいは、複写物を取り寄せるサービス。

※2 論文1編をダウンロードするごとに課金する契約。

[ニュースソース]

Open Alternatives to Subscription Content ― Office of Scholarly Communication University of California 2018/10/24 (accessed 2018-10-25)