OA論文・データリポジトリ急増時代に必要な、メタデータスキーマとカスタマイズ検索エンジンの紹介(記事紹介)

2018年11月19日

北米・中南米

Open Scienceは、11月12日、"As Open Access Repositories for Data and Articles Rise in Number, Customized Search Engines Serve as Bridges to their Contents"(試訳:データと論文記事のOAリポジトリが増えるにつれ、カスタマイズ検索エンジンがコンテンツへの橋渡しの役割を担う)と題する記事を掲載した。

本記事では、現在、世界中に何百万ものデータファイルを持つ何千ものOA(オープンアクセス)リポジトリが存在しているが、データファイルが非構造なため、求めるデータへのアクセスは容易ではないと指摘。

これを改善するためのツールとして、メタデータ作成時に役立つschema.org、リポジトリを検索するためのカスタマイズ検索エンジンGoogle Dataset Searchベータ版、JURN※1、DOAJ(Directory of Open Access Journals)、Bielefeld Academic Search Engine (BASE)※2などを紹介している。

※1:フリーの学術論文や図書などをみつけるためのツール。2009年に開始したプロジェクトで、人文学、芸術分野のOA論文のデータベース、リポジトリを検索対象としていたが、2014年に全領域に拡大された。

※2:学術関連のWebリソースのための検索エンジン。6,000以上のWebソースから1億2,000万件以上のドキュメントを検索することができる。

[ニュースソース]

As Open Access Repositories for Data and Articles Rise in Number, Customized Search Engines Serve as Bridges to their Contents ― Open Science 2018/11/12 (accessed 2018-11-14)

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