教員やその他の教育従事者の組織を代表する世界的連合Education International(EI)は、11月13日、"Elsevier:putting a price on knowledge"(試訳:Elsevier社:知識に値を付ける)と題する記事を掲載した。
本記事は、EIのために作成された報告書"Democratizing Knowledge:A Report on the Academic Publisher, Elsevier"に基づいている。規模、影響力ともに、学術出版界有数のElsevier社の成功は、市場の独占と競争相手の排除によるものと指摘する。
秘密保持契約による購読料の非開示、フリーアクセス政策の進捗を妨げるロビー活動、収益の68~75%が公的資金によるものなど、Elsevier社の倫理的な問題点を示し、「質の高い教育を通じて社会正義を達成しようとするならば、知識の民主化が必要だ」とするEI事務局長のコメントを掲載している。
[ニュースソース]
Elsevier:putting a price on knowledge ― Education International 2018/11/13 (accessed 2018-11-20)