欧州委員会(European Commission、EC)は、11月20日、EOSC(European Open Science Cloud) 実施フェーズ2018-2020の観点から、"Prompting an EOSC in practice"(試訳:EOSCの実践を促進する)、"Turning FAIR into reality"(試訳:FAIRを実現する)の2つのレポートを公開していると発表した。
EOSC2期高等専門家グループ(2nd High Level Expert Group on the European Open Science Cloud、EOSC 2nd HLEG)が作成した"Prompting an EOSC in practice"は、最低限の実行可能な研究データエコシステムの定義、EOSCへの参加規則、ガバナンスやビジネスモデルなどを示している。
FAIRデータ専門家グループ(FAIR Data Expert Group、FAIR Data EG)が作成した"Turning FAIR into reality"は、FAIRの実施に必要なものを明らかにする調査や分析、欧州やその他の国のステークホルダーに向けた提言や各国が取るべきアクション、特定の技術や実務の標準化や実施方法などを示している。
Prompting an EOSC in practice(pdf: 全44ページ)
Turning FAIR into reality (pdf: 全78ページ)
[ニュースソース]
The reports "Prompting an EOSC in practice" and "Turning FAIR into reality" have been published ― EC 2018/11/20 (accessed 2018-11-26)
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