NICT(情報通信研究機構)は、2月6日、「NICTER※観測レポート2018」を公開した。本レポートは、サイバー攻撃関連通信の観測・分析結果をまとめたもの。
2018年のサイバー攻撃関連通信数は合計約2,121億パケットで、2017年から約600億(約1.4倍)増加し、海外からの調査目的と思われるスキャンが総パケット数の35%を占めたという。そのほかに、IoT機器への攻撃内容が変化したこと、仮想通貨の採掘やAndroid 機器への攻撃が拡大したことなどを示している。
※Network Incident analysis Center for Tactical Emergency Responseの略。サイバー空間で発生する情報セキュリティー上の脅威を把握し、対策の導出を目的とした、NICTが研究開発中のシステム。サイバー攻撃やマルウェア感染もとらえることができる。
[ニュースソース]
NICTER観測レポート2018の公開 ― NICT 2019/02/06 (accessed 2019-02-07)