THEは、2月18日、"Canadian universities battle to preserve copyright exemptions"(試訳:カナダの大学、著作権の公正利用死守のために闘う)と題する記事を掲載した。
本記事は、カナダの研究機関が2012年に改正された著作権のフェアユース(fair-use、公正利用)を拡大解釈し違法な複製を蔓延させているという、出版社らの主張を紹介。
その主張を受け入れたカナダ議会が著作権保護の強化を検討する一方で、コストの大幅な増加を強いられる大学、大学教員組合が公正利用を守るためとし、出版社や著作権保護団体と抗っているという。
その他、出版社や著作権保護団体が推計した損失額、出版社が主張する使用料収入の減少が著作権法改正以前から起こっていたとする大学教員組合事務局長のコメントなどを紹介している。
※全文を読むにはログインが必要
[ニュースソース]
Canadian universities battle to preserve copyright exemptions ― THE 2019/02/18 (accessed 2019-02-22)
[小欄関連記事]
2017年02月24日 北米研究図書館協会、インフォグラフィック「フェアユースの神話と事実」を公開
2013年08月22日 ARLとアメリカン大学、大学・研究図書館における公正利用をインフォグラフィックで紹介