学術情報検索エンジンおよび書誌データベースの収録数を推計する新手法(記事紹介)

2019年02月26日

北米・中南米 ヨーロッパ

SpringerLinkは、2018年11月10日、"Google Scholar to overshadow them all? Comparing the sizes of 12 academic search engines and bibliographic databases"(試訳:Google Scholarが競合他社を隅に追いやるのか? 12の学術情報検索エンジンおよび書誌データベースのサイズを比較する)と題するOA(オープンアクセス)論文を公開した。

本論文は、学術情報検索エンジンおよび書誌データベース(academic search engines and bibliographic databases、ASEBDs)の収録数を推計する新手法を提案、検証したもの。最適化した反復クエリに対するデータヒット数を指標として、12のASEBDsの収録数を推計している。

知見として、ProQuest(2億7,998万件超)、EbscoHost(1億290万件超)の推計数を初めて示せたこと、Google Scholarが3億8,900万件で、これまで低く見積もられていたことなどを示している。

その他に、WorldWideScience(3億2,320万件超)、Web of Science(1億551万件超)、Scopus(7,221万件超)、BASE(1億1,776万件超)など主要データベースの収録件数、研究対象としたその他のASEBDsのリスト、クエリの詳細、公表されている収録数との比較表、本研究の限界なども示している。

[ニュースソース]

Google Scholar to overshadow them all? Comparing the sizes of 12 academic search engines and bibliographic databases ― SpringerLink 2018/11/10 (accessed 2019-02-22)