SPARC Europeが考える、EU著作権指令改正による意義、OAへの影響、懸念事項(記事紹介)

2019年04月04日

ヨーロッパ

​SPARC Europeは、3月27日、"A new Copyright Legislation for Europe. How will this impact Open Access?"(試訳:欧州の新たな著作権法、オープンアクセスにはどのような影響が?)と題する記事を公開した。

本記事は、3月26日に欧州議会を通過したEU著作権指令が、研究コミュニティやオープンサイエンスを取り巻く環境に影響を与えると指摘。

有意義な改善として、テキスト・データマイニングを著作権の例外とすることや、一部のデジタル保存の許可、オープンアクセス(OA)に関わる第11条(現第15条、link tax)、第13条(現第17条、Upload filters)において学術出版、非営利の学術・教育リポジトリを適用外とする旨が明記されたことなどを紹介している。

その一方で、第11条(現第15条)が自由な情報流通を妨げる可能性があることや、第13条(現第17条)が表現の自由を侵害する恐れがあることなど、懸念事項も指摘している。

[ニュースソース]

A new Copyright Legislation for Europe. How will this impact Open Access? ― SPARC Europe 2019/03/27 (accessed 2019-04-02)

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