Clarivate Analytics社のWeb of Science Groupの研究部門ISI(Institute for Scientific Information)は、4月1日、レポート"Navigating the Structure of Research on Sustainable Development Goals"を公表した。
本レポートは、ISIがWeb of Scienceの引用索引データを用いて、SDGs(持続可能な開発目標)に関する研究の構造を明らかにしたもの。
SDGsの研究は、「環境・農業・サステナビリティサイエンス」「健康・ヘルスケア」という2つの領域に焦点が当たり、小さな研究分野が両者をつなぐ構造になっているという。
また、SDGsの研究の中心は欧州諸国で、北米とアジア太平洋地域は論文数で欧州に並ぶが貢献度が低い。学際的知識を持つ影響力のある研究者が、複数の領域にまたがって研究を行っていることなどを示している。
Navigating the Structure of Research on Sustainable Development Goals (pdf: 全11ページ)
※以上、Clarivate Analytics (accessed 2019-04-04)
[ニュースソース]
Global Data Report Reveals a Redirection of Research Towards the UN's Shared Sustainable Development Goals― Clarivate Analytics 2019/04/01 (accessed 2019-04-04)
グローバルデータレポートにより、国連の「持続可能な開発目標」に向けた研究の方向性が明らかに ― Clarivate Analytics 2019/04/03 (accessed 2019-04-04)
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2019年02月05日 Clarivate Analytics社のISI、Global Research Reports "Profiles not Metrics"を公表