UNESCO(国際連合教育科学文化機関)は、4月12日、「Global Alliance of Open Access Scholarly Communication Platforms(GLOALL)」の発足を発表した。
GLOALLは、 世界の6つのプラットフォーム(AmeliCA、 AJOL、 Érudit、 J-STAGE、OpenEdition、SciELO)が連携した、多様な文化・テーマ・言語を受容し、科学的知識の民主化を目的とする世界的アライアンス。スイス・ジュネーブで開催されたWSIS(世界情報社会サミット)Forum 2019で正式に発足した。
同アライアンスは、科学的および学術的知識が国連のSDGs(持続可能な開発目標)の達成に不可欠な世界的な公共財であるという原則を共有し、あらゆる場所・言語・テーマから生まれる知識の民主化だけでなく、多言語学術コミュニケーションに関わる標準、製品およびサービスの開発も促進し世界の研究との相互運用性の強化も図る。
また、短期的には同アライアンスの統一的ビジョンを示すことを掲げ、具体的な内容も示している。
[ニュースソース]
Launch of the Global Alliance of Open Access Scholarly Communication Platforms to democratize knowledge ― UNESCO 2019/04/12 (accessed 2019-04-15)
[参考資料]
世界情報社会サミット(WSIS)― 総務省 (accessed 2019-04-15)