Scholarly Kitchenは、4月23日、"Transformative Agreements:A Primer"と題する記事を掲載した。
'transformative agreement（移行契約）'とは、一般的に、図書館または図書館等のグループと出版社との間で交わされる、購読モデルからオープンアクセス（OA）モデルへ移行することに合意した契約であるが、本記事は、それ自体は新しいものではないと指摘。
そのうえで、複数の機関の例を引き合いに出しながら、OA化を目的とした購読料から出版料への支払いの転換、著者による著作権の保持、契約書の公開といった透明性など、'transformative agreement'の原則を紹介している。
そのほかに、'read & publish'は購読と出版にかかる費用を出版社が一つの契約で受け取ること、'publish & read'は出版社が出版費用のみを受け取り、追加の費用なしで出版物を読めるようにすることといった違いも紹介している。
［ニュースソース］
Transformative Agreements:A Primer ― Scholarly Kitchen 2019/04/23 (accessed 2019-04-24)