DOAJは、5月16日、社会・人文科学、芸術(SSHA)コミュニティーに向けたPlan Sに関する公開書簡を公表した。
DOAJは、英国王立歴史学会(Royal Historical Society、RHS)が4月に発表したPlan Sに関するワーキングペーパーの中に、これまでにも他で見られたDOAJに対する誤解があると指摘。ソーシャルメディアなどで拡散されているそれらの誤解を解くために本書簡の公表を決断したという。
RHSのペーパーの内容等に対し、DOAJが誤解・疑念を解いていく。DOAJはPlan Sの正式なパートナーでなく、DOAJへの収載とPlan Sへの準拠は別であるにもかかわらず、DOAJ収載誌の多くがPlan Sに準拠していないと指摘されていること。品質に問題があるという指摘に対しては、品質向上のさまざまな取り組みを行っており、その証拠として、大手出版社のサービスにもDOAJのメタデータが取り込まれている点などを示している。
[ニュースソース]
DOAJ'S OPEN LETTER TO SSHA COMMUNITIES ABOUT PLAN S ― DOAJ 2019/05/16 (accessed 2019-05-17)