台湾の科技部、研究助成金審査にダブルブラインド方式の導入を検討(記事紹介)

2019年06月20日

アジア・オセアニア

Nature誌は、5月24日、"Taiwan considers double-blind peer review for grants"と題する記事を掲載した。

本記事は、台湾の科学技術部(Ministry of Science and Technology)が研究助成金審査にダブルブラインド方式の導入を検討しており、研究者らに同システムの導入についてフィードバックを求めていることを紹介。

ジャーナルのチーフエディターは、いいアイデアだと述べながらも、彼の雑誌においてダブルブラインド方式がシングルブラインド方式よりも公平だと証明できるデータがないと示し、プログラムのディレクターは申請者がデータや先行研究を自己引用している場合はブラインドの効果がなくなるなど、導入の難しさを指摘する関係者のコメントを示している。

[ニュースソース]

Taiwan considers double-blind peer review for grants ― Nature 2019/05/24 (accessed 2019-06-17)