SPA-OPSの取り組みとPlan Sに対応可能なビジネスモデル(記事紹介)

2019年07月03日

ヨーロッパ

LSE(London School of Economics and Political Science)は、6月24日、"Learned Societies, the key to realising an open access future?"と題する記事を公開した。

本記事は、Plan Sが学協会に及ぼしている影響などを概説したうえで、SPA-OPS(Society Publishers Accelerating Open access and Plan S)※の取り組みを紹介。

これまでの検証の結果、APC(論文掲載料)モデルを採用している学協会がごくわずかであったことや、少なくとも1,000ジャーナルがハイブリッドから完全OA(オープンアクセス)に転換したこと、OA出版を維持するには収益構造の改革が必要なことなどを示している。

そのほかに、学協会が採用しているさまざまなビジネスモデルを7つのカテゴリーに分けることができるとし、その概要を示している。

※Wellcome Trust、UKRI、ALPSP、Information Power Ltdなどが共同で行う、学協会のPlan Sへの対応方法を検証するプロジェクト。

[ニュースソース]

Learned Societies, the key to realising an open access future? ― LSE 2019/06/24 (accessed 2019-06-27)