SPARC(Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition)は、8月14日、大手教育系出版社Cengage社とMcGraw-Hill Education社の合併に反対する文書を米司法省に提出したと発表した。
両社の合併により大学教科書市場の45%を占めることになり、現在約40%の市場規模を持つPearson社と合わせると、2大出版社による寡占が強まると指摘。教材の価格高騰を招くだけでなく、教材のデジタル化が進むことで学生の学習データまでも出版社が独占する可能性があるとしている。
この合併に対しては、U.S.PIRGなど他団体も反対を表明している。
Opposing the Merger Between Cengage and McGraw-Hill Education (pdf: 全49ページ)
※以上、SPARC (accessed 2019-08-15)
[ニュースソース]
SPARC Urges Department of Justice to Block Merger Between Cengage and McGraw-Hill ― SPARC 2019/08/14 (accessed 2019-08-15)
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