Nature誌は、8月8日、"Mexican science suffers under debilitating budget cuts"と題する記事を公開した。
本記事は、メキシコの大統領の財政政策の一環として、政府が出資する研究機関などの予算を30~50%削減したことを紹介。研究者へのインタビューを通じて得た、派遣職員の解雇、国際会議や国際プロジェクトのキャンセル、事務用品や燃料費が捻出できないこと、若手研究者の雇用が一層滞るなどの問題を示している。
公開書簡を送り政府に予算削減の撤回を求める科学者らの動きの一方で、予算削減は無駄遣いを減らすためで、研究プロジェクトには影響がないとする肯定的な意見も取り上げている。
[ニュースソース]
Mexican science suffers under debilitating budget cuts ― Nature 2019/08/08 (accessed 2019-08-27)