PLOSを含む出版社の編集長グループ、EPAの規則案“Strengthening Transparency in Regulatory Science”に懸念を表明

2019年12月03日

北米・中南米

​PLOSを含む出版社の編集長グループは、11月26日、米国環境保護庁(Environmental Protection Agency、EPA)の規則案"Strengthening Transparency in Regulatory Science"に対する懸念を表明した※。

編集長グループは、「EPAが規則策定の際に根拠とする科学研究は、すべてのデータが公開されているものでなければない」とする同案により、公衆衛生に有用な多くの研究が、政策決定のエビデンスから除外される恐れがあると指摘。

特にPLOSは、研究対象者のプライバシー侵害につながる研究など、研究データの公開・共有が困難な場合もあるとし、EPAの規則案は先進的なPLOSのデータ共有ポリシーからも大きく外れるものであると述べた。

※同グループは、同案が公開された2018年4月にも懸念を表明していた。

[ニュースソース]

A note on the Joint statement on EPA proposed rule and public availability of data ― PLOS 2019/11/26 (accessed 2019-11-28)

Strengthening Transparency in Regulatory Science ― National Archives 2018/04/30 (accessed 2019-11-28)

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