英国の出版社協会、OA移行に関するレポート“Evidence to inform a response to the UKRI review of Open Access policies”を公開

2019年12月13日

ヨーロッパ

英国の図書およびジャーナル出版社を代表する出版社協会は、Michael Jubb博士によるOA(オープンアクセス)移行に関するレポート"Evidence to inform a response to the UKRI review of Open Access policies"を公開した。

本レポートでは、出版社、ライブラリアン、研究者がこのレポートのために議論した「グリーンOA」「ラインセンスの要件」「ハイブリッドジャーナル」を中心に取り上げている。

出版社の見解として、可能な限り包括的かつ迅速にOA化を実現したいと考えており、実現可能なOA移行の方法としてハイブリッドジャーナルの転換を視野に入れていること。その一方で、Plan Sが示す期限までの実現は不可能であり、エンバーゴなしのグリーンOAおよびCC BYライセンスの付与は受け入れられないことなどを示している。

本レポートは、英国でのOAポリシーの議論のために、UKRI(UK Research and Innovation)に提出されるという。

[ニュースソース]

Publishers fully committed to Open Access transition ― Publishers Association (accessed 2019-12-04)