国立青少年教育振興機構(National Institution for Youth Education)は、「子供の頃の読書活動の効果に関する調査研究報告」速報版を公開した。
本報告書は、全国の20~60代の男女5,000 名(各年代男女500 名)を対象にインターネット調査を実施し、子供の頃から現在までの読書活動の実態を調べ、その読書活動が大人になった現在の意識・非認知能力※に与えた影響を検証したもの。
その結果、すべての年代で紙媒体の本を読まない人が増える一方で、スマートフォンやタブレットなどを使用した読書は増えていること。ツールに関係なく読書をする人は、読書をしない人よりも意識・非認知能力が高く、紙媒体の本を読む人の非認知能力が最も高い傾向にあることなどが示されている。
※「自己理解力」(自己探求・自尊感情・充実感など)、「批判的思考力」(論理的・内省的・問題解決力など)、「主体的行動力」(意欲・将来展望など)。
子どもの頃の読書活動の効果に関する調査研究報告(速報版)(pdf: 全23ページ)
※以上、国立青少年教育振興機構(accessed 2019-12-26)
[ニュースソース]
子供の頃の読書活動の効果に関する調査研究報告(速報版) ― 国立青少年教育振興機構(accessed 2019-12-26)