cOAlition Sは、12月17日、Springer Nature社のPlan Sガイダンス補遺(草案)に関する公開書簡に対する返答を公開した。
Springer Nature社は、Plan Sガイダンス補遺(草案)に関する公開書簡を12月17日に発表。草案に示された要件では賛同は難しいとし、一部要件の変更を提案していた。
それに対しcOAlition Sはこの返答で、草案の公開は、ジャーナル出版に関わる関係者やステークホルダーからの意見を2020年1月6日までに集め、それらを最善の方法でどう実装するか検証していくつもりだとした。
また、草案は転換契約(Transformative Agreements)以外で完全OA(オープンアクセス)化を目指すジャーナルを支援するためのものであり、草案で示したOAコンテンツの増加に関する要件についても、Springer Nature社のジャーナル"Nature Communications"が示す年単位の増加率を見れば、ゴールドOAに助成する助成機関の増加を考慮しなくても十分に達成可能であるなどと反論した。
[ニュースソース]
cOAlition S response to Springer Nature's Open Letter on Transformative Journals ― cOAlition S 2019/12/17 (accessed 2019-12-27)