swissuniversities、2020年以降の大手学術出版社との契約交渉の状況を公表

2020年01月09日

ヨーロッパ

スイスの大学コンソーシアムswissuniversitiesは、12月17日、Wiley社、Elsevier社、Springer Nature社との2020年以降の契約交渉の状況を公表した。
2019年末に、同コンソーシアムはいずれの出版社とも契約が切れるが、まだ契約締結には至っていない。Wiley社、Elsevier社とはread & publish契約の合意に向けたMoU(覚書)を締結したが、Springer Nature社とはコスト面で折り合わず決裂したという。
swissuniversitiesは、2018年2月にスイス政府が策定した「OA(オープンアクセス)戦略およびアクションプラン」を適用。2024年までに公的資金を受けたすべての研究成果を自由にアクセス可能にすることを明記した本計画に沿って、出版社とのread & publish契約の締結を引き続き模索していくという。

[ニュースソース]

swissuniversities defines relationships with publishers Elsevier, Springer Nature and Wiley for 2020 ― swissuniversities 2019/12/17 (accessed 2020-01-06)​