韓国のKISTI(Korea Institute of Science and Technology Information、韓国科学技術情報研究院)は、12月16日、研究データプラットフォームサービスを本格的に開始したと発表した。
政府系研究所、大学などの機関で作成されたデータを登録、管理、検索、ダウンロードする機能などを備えた本プラットフォームは、2018年12月から試験サービスを開始。韓国の国家研究開発ポータルサイトNTIS(National Science and Technology Information Service)と連携させ、研究データを活用した研究課題を把握できるようにしたほか、研究データにDOIを付与しデータの活用や引用状況を追跡可能にしていた。
すでに本プラットフォームでは、国内のデータを扱う機関(GSDC、AI hub、韓国地質資源研究院など)、欧州のOpenAIRE(Open Access Infrastructure for Research in Europe)、オーストラリアのARDC (Australian Research Data Commons)と連携し、国内外の研究データを提供している。今後、韓国航空宇宙研究院など国内の機関および日本のNII(National Institute of Informatics、国立情報学研究所)とも連携していく予定だという。
[ニュースソース]
국가연구데이터플랫폼 정식 서비스 개시 ― KISTI 2019/12/16 (accessed 2020-01-08)
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2018年12月25日 韓国のKISTI、研究データプラットフォームの試験サービスを開始すると発表